
私が介護業界へ入るきっかけ
転機が訪れたのは2020年夏、祖母が入院し、大好きだった畑仕事が出来なくなってしまいました。退院後も歩くこともおぼつかず、意欲や気力がなくなってしまい「わたしはもうできないから」という言葉が多くなりました。これはまずいと思った私はなんとか外へ連れ出しトマトの箱を折る手伝いをお願いしました。かつては一日に300枚以上折ることも珍しくなかった日常の仕事の一つでした。するとあっという間に出しておいた箱を折り切った途端、「もっと持ってきてくれや。」と同時に笑顔が見られました。 それは祖母にとってまだできるという安堵、役割を果たせたことの喜びであったのだと感じました
人間誰しも歳を重ね、かつて出来ていたはずのことが出来なってくなってしまうことは仕方のないことです。当事業の焦点の一つとして「出来なくなってしまったこと」ではなく「まだ出来ること」に着目し、目標や役割を持って活用していくための支援をさせていただきたいと思っています。
02.農園×デイサービスのメリットへ進む
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